質問内容
誰に相談すればいいかわからない
私は、一般的な企業の総合職で働いています。会社での仕事に行き詰まりを感じており、もっと主体的に働け、ITのスキルが身につくベンチャー企業に転職できればいいなと考えています。ただ、そういう人も周りにいないので、具体的なイメージが持ちきれず、ネット上のインタビュー記事などを読んでも自分が入ったらどうなるかなどはぼんやりしたままです。どうしたら良いでしょうか。
回答
ご質問ありがとうございます。質問者様の住んでらっしゃる地域や、具体的な仕事にもよるのですが、回答させていただきます。
森田(仮名)
人材系ベンチャー出身。これまでに人事やマーケティング、営業など様々な職種を担当。現在は様々なベンチャー企業でフリーランスとして活動中。これまでの経験の共有とアウトプットの場としてキャリアブックスを運営。
おっしゃる通り、どれだけネット上の記事を読んでも、「あなたの状況を聞いた上で。業界に詳しい人にもらうフィードバック」には全く及びません。そんな時に実際にベンチャーの人と接点を持つ方法は次のようなものがあります。
- 採用イベントに出席する
- カジュアル面談
- ベンチャーに詳しい転職エージェントに話を聞く
採用イベント
50~100名程度のベンチャーを中心に、採用するためのイベントが結構開催されています。特に直近はコロナの影響でオンライン開催されていることも多いので、かなりアクセスしやすくなっていると思います。
採用のイベントは大体複数の企業が合同で行うことが多く、営業やエンジニアなど職種を絞って、ベンチャー企業で働くとはどういうことか、自社にはどういうキャリアの人がいるかなどを紹介してくれます。
オンラインだと話を聞いたり、質問ができたりする程度ですが、オフラインだと、イベント後に交流会が開かれることが多いので、そこで実際に働いている社員の方と話したりすることもできます。
イベントによって当たり外れはあると思いますが、カジュアルに現場の方と意見交換ができるので、とてもおすすめです。
カジュアル面談
一つ目は、ベンチャー企業の多くが本格的な面接の前に設定しているカジュアル面談です。
最近はカジュアル面談をオンラインで開催している会社も多いので、地域にかかわらず受けることはできます。(もちろん将来的に勤務するつもりが全くない地域の会社は不誠実なのでやめましょう)
まだベンチャーを志望するかどうかも決まっていないのに、面談を受けて良いのだろうか。と思われたかもしれません。確かに、企業にとっては、転職意欲が薄いほど、面接のコストになりますし、実際に対応が少し悪くなることもあると思います。
ただ、質問者様がある程度ネット上でベンチャーの情報を調べるなどできることをやった上で、具体的な疑問がある状態なのであれば、その疑問がクリアされれば、動き始める可能性もあるということなので、カジュアル面談に応募しても良いと思います。
カジュアル面談はあくまで、「会社の紹介」と「候補者の紹介」を半々で行う場所なので、「企業の紹介」のパートで自分の知りたいことを聞いてみましょう。もちろん、カジュアル面談を受ける際は、自分の興味のある企業を選んでいきましょう。
カジュアル面談については、こちらの記事で詳しくご説明していますが、Wantedlyなどでカジュアル面談OKの会社に応募してみるのが、会社側の温度感的にもちょうどいいと思います。
転職エージェント
もし、直近もう転職活動を始める場合、転職エージェントに相談してみるのも一つの手段です。ただ、転職エージェント(特に大手)は当たり外れがあるため、①なるべくベンチャー企業に強い転職エージェントを選ぶ②エージェントが微妙だったら、複数コンタクトを取る。の2点を意識して動きましょう。
キャリトレやビズリーチは、スカウト型のサービスですが、ベンチャー企業に強い転職エージェントからスカウトが届くことも多いので、まだ使っていない人は、とりあえず登録して、スカウトが送られてくる状態にしておきましょう。
まとめ
手法としては、様々なものがありますが、一つ言えるのは、ある程度しっかりリサーチしたら、ベンチャーに実際にコンタクトを取ってみるのが良いと思います。
会社によって対応も違いますし、少し気まずい思いをすることもあるかもしれませんが、数をこなしていけば、肌で感じるものもあるはずです。誰もが最初はよくわからない中で、転職活動をするものなので、相手の会社に失礼でない範囲で、色々と聞いて回ることが、良い転職につながると思います。