質問内容
自分の力が通用するかどうかわからない
私はまだ第二新卒です。ベンチャー企業に興味があるのですが、今の自分のスキルだと何ができるのかわからず、踏み切れません。
回答
ご質問ありがとうございます。質問者様の職種などで変わってくるのですが、回答させていただきます。
森田(仮名)
人材系ベンチャー出身。これまでに人事やマーケティング、営業など様々な職種を担当。現在は様々なベンチャー企業でフリーランスとして活動中。これまでの経験の共有とアウトプットの場としてキャリアブックスを運営。
この質問に対しては、二つの観点でお答えします。
- 年齢ごとの違い
- 職種ごとの違い
年齢ごとの違い
第二新卒から20代でのベンチャー転職
結論として、第二新卒でのベンチャーの転職は全く問題ありません。
ベンチャーの中途採用の中でも、第二新卒レイヤーからのメンバークラスの採用と、経験者を中心としたリーダー・マネージャークラスの採用で分かれており、むしろ採用枠数はメンバークラスの枠の方が多いので、実際に多くの方が転職されています。
スキルに関しては、職種次第ですが、基本的に3ヶ月ほどである程度のレベルになれば良い。というポテンシャル採用になるため、即戦力でなくても大丈夫です。
30代以上のベンチャー転職
ある程度社会人の長い方のベンチャー転職の場合、ポテンシャル採用はあまりなくなってくるので、「いかに自分のスキルマッチする会社を選ぶか」が非常に重要です。営業なら営業力や顧客属性、顧客対応なら、精通している顧客属性やコミュニーション方法など、自分の能力と会社が求めている能力をいかにフィットさせるかが重要です。
最初はわからないと思いますが、世の中には数多くのベンチャー企業が存在します。しっかりとリサーチすれば、相性の良いベンチャー企業はいくつか見つかるはずなので、まずは徹底的に会社のリサーチを心がけましょう。
職種ごとの違い
営業の場合
少なくとも最低限の営業としての能力があれば、十分に転職は可能です。
IT系の商材ならではの知識が不安に思うかもしれませんが、ベンチャー企業の営業は異業種からの採用も一般的なので、ITにすごく苦手意識がある。というような場合を除いては、そこまで心配しなくても問題ないと思います。
また、ベンチャーと言っても顧客の属性は千差万別なので、自分のいる顧客に対してサービスを提供しているベンチャーを探してみることをお勧めします。業界親和性があれば、当然採用の確率は高まります。
事務職の場合
事務職の方がベンチャーに転職する場合、最低限の顧客対応の能力があれば、カスタマーサポートや、オペレーションサポートなどの職種がマッチします。
カスタマーサポートなどの職種は、顧客対応がじゅうぶんに可能か。という点と、仕組みを作っていけるポテンシャルがあるかが主に重要なポイントになります。
また、文章が書けたりすれば、コンテンツ関連の業務での採用のチャンスがあります。コンテンツは会社によってやることがかなり変わってくるため、自分の得意なアウトプットが求められる会社をきちんと選ぶようにしましょう。
開発職の場合
異業種からの、開発職でITベンチャーに転職する方は、SIerなどの方が多いです。
開発色に関しては、ざっくり会社のレベルが高いほど、技術的な素養が求められます。例えば、個人としての開発経験もなく、JAVAなどの言語でSIerとして部分的な実装に携わってきただけで、WEBはほぼ未経験。などの場合は、第二新卒ポテンシャル枠になりますが、センスを認められれない限りは、ある程度有名な自社開発系のベンチャー企業は基本的に難しく、WEBの受託開発ベンチャーなどでの第二新卒枠でまずは業界に入り、技術力をつけた後に、自社サービス系のベンチャーを狙う。というパターンが現実的です。
ある程度技術力がある場合は、一般的な自社サービス企業もねらえます。基本的に技術面談で技術力を見られるので、技術面談対策は行っておく方がベターです。
まとめ
第二新卒、20代であれば、ポテンシャル採用が基本になるため、すぐに通用するかどうかを気にしすぎる必要はありせんが、30代を超えるとある程度のスキルマッチが求められます。
いずれにせよ、自分にあったベンチャー企業を探し出すことが重要なので、まずはリサーチを丁寧に行いましょう。