ベンチャー 転職

ベンチャー企業の面接について

こんにちは。キャリアブックス編集長の森田です。

今回はこれまでベンチャー企業で面接を担当してきた、また受けてきた経験をもとに、ベンチャー面接の流れやよくある話についてお話ししたいと思います。

就活もそうですが、転職の面接も、事前にちょっとした情報を仕入れておくだけで印象が変わったり、質問の捉え方が帰られたりすると思うので、これからベンチャー企業を受ける人はぜひ参考にしてみてください。

編集者についてキャリアブック編集長
森田(仮名)

人材系ベンチャー出身。これまでに人事やマーケティング、営業など様々な職種を担当。現在は様々なベンチャー企業でフリーランスとして活動中。これまでの経験の共有とアウトプットの場としてキャリアブックスを運営。

ベンチャー企業の面接の流れ

まずは、実際の面接の流れを確認しましょう。

STEP1
書類選考
自己応募の場合、最低限の職歴などのプロフィールをもとに実際に会うかどうかの判断を行います
STEP2
カジュアル面談(ない時もある)
ベンチャーで多く設けられているステップ。職務経歴書などの正式な書類は不要で、お互いの理解を深めるカジュアルな場
STEP3
面接(2~4回)
人事、現場社員、役員面接と、基本的には複数回に渡って面接が行われますが、エンジニアの場合は技術面談があったり、基本ケースバイケース。
STEP4
内定・入社交渉
面接を通過すれば「内定通知」をもらいます。もし提示された条件に不満があれば、条件の交渉などを必要であれば行います。

カジュアル面談

カジュアル面談はベンチャー企業ならではの文化で、「面接」ではなく、「面談」です。両者の違いは、「面接」は入社希望を前提とし、職務経歴書などを用意した上で、入社にふさわしいかどうか判断される場であるのに対し、「カジュアル面談」はお互いに対等な立場のもと、相互理解のための話合いとして行われます。

スカウトや自己応募などではじめてベンチャー企業と初めてコンタクトを取る場合、どちらなのかは把握しておきましょう。

時間は1時間前後で、企業の紹介と募集している仕事の紹介の後、候補者も簡単な紹介を行います。お互いのニーズがハマりそうであれば、正式に選考を受けてみないかという相談になります。カジュアル面談の担当者は自分と同じ職種のメンバーとして働いている人だったりもするので、どのような会社かはよく知る事ができます。

カジュアル面談の特徴としては、入社意欲を問わないため、今すぐ転職を考えていない場合でも問題ないという事です。これは、カジュアル面談はベンチャー企業側にとっても、自社に興味を持ってくれ、ゆくゆくは採用につながるような人を増やすための場でもあるためです。とは言え、採用枠がないところにカジュアル面談は行いません。採用のために時間を割いてくれているのでその意識は持っておきましょう。

また、いくら気軽な自己紹介といえど、候補者としての自分を判断される場所でもあるため、これまでのキャリアや、これからやっていきたい事などについてはある程度考えをまとめていくことをお勧めします。

また、カジュアル面談は応募経路などによっても実施の有無が異なります。スカウトや自己応募などのではかなりの割合で実施されますが、エージェント経由だとそもそも転職意欲の高い人を探しているため、いきなり面接になる事がほとんどだと思います。

【作成中】カジュアル面談の受け方についてはこちら

面接

実際の面接は各社バラバラですが、大体2~4回実施されます。内容は一般的な面接とは変わりませんが、比較的現場の人と距離感近く行われる事が多いと思います。面接でみられるのは次の三点です。

  1. 業務能力
  2. カルチャーマッチ
  3. キャリア観

業務能力

会社のフェーズによって、必要な人材は変わってくるものですが、人数が少ないベンチャーでは、単に業務をおこなえるだけではなく、業務はまだまだフォーマット化されているわけではないので、手探りで業務をうまくこなしながら、自分でフォーマットに落とし込んでいけるような人材が求められます。

これまでいかに主体的に仕事をしてきたのか、自分の業務をチームにおろして行った経験などをアピールできるように準備しましょう。

また、現状どのような仕事を行なっているかをこちらから質問し、今後の方向性や改善点などについて、妥当な議論を行えるような候補者は、かなり業務能力面で評価しやすいです。可能であれば遠慮せずにどんどん深い議論を行うようにしましょう。

カルチャーマッチ

ベンチャーにとって、組織文化は非常に重要です。例えば、より多くの人に貢献したいという考えや、より多くのお金を稼ぎたいという考え、家族を大事にして働きたいという考え、何を大事にして働いている人が集まった組織かは、ベンチャー企業にとってとても重要な推進力となります。そのため、いかに優秀な能力を持っていても、カルチャーにあっていない価値観を持った人材はうまくワークしなかったり、時にはノイズになってしまtたり、結局合わずに早期離職してしまうなどの結果になったりします。

ベンチャー企業はそのような経験を多くしているので、できるだけ会社にあった人材を採用するために、会社のカルチャーにあった価値観を持った人材かどうかはかなり細かくチェックします。

ここに関しては偽ってもお互いに不幸になるだけですが、腹を割って一致する事が理想なものの、完全に価値観が一致することもなかなかありません。なので、会社が大事にしていることをまず深く理解することに努め、その価値観と自分の考えの共通点を深ぼっていくような話し方が理想だと思います。

また、もしカルチャーにかなり合わないなと感じたら、辞退した方が長い目線で良いこともあると思います。それぐらいカルチャーに会うかは重要です。

キャリア観

これは私が面接を担当する際に特に重視していたことです。

ベンチャーにくる以上、今何ができるか。やりたいかだけではなく、その後のキャリアを自分で切り開いていかないといけません。なので、「その人が目指すキャリアへの挑戦の場を会社が提供できるのかどうか」がとても重要になります。

それは事業、一緒に働くチーム、ロールモデルになるような上司の存在など、会社の幅広い側面で解決するべきことですが、うまくお互いのニーズが合致すれば、その人は前向きに仕事に取り組み、よりより成果を出してくれますが、もし良い経験を提供できないのであれば、その人にとってベストな環境とは言えません。

ベンチャーで得られるものは、お洒落なオフィスやフレキシブルな働き方ではなく、基本的に自分をストレッチさせて頑張った先にあるものです。会社がより良い挑戦機会を提供し、従業員はそれに取り組んで成果を出し、次のステップに進む。そんな循環を生めるようなキャリア観を持っているかどうかは、非常に重要なポイントです。

面接でのNGな受け応え

いざ面接の場で焦って答えた内容が、よくない印象に繋がることもあります。私が実際に面接を担当してきて、「ちょっと違うな」と感じることが多い受け応えや印象をいくつかご紹介します。自分を偽ることは最終的によい結果にはつながりませんが、回答するときの参考にして見てください。

目標が、ベンチャーにはいること

はじめての転職の方に多いのですが、「今後どういうことをしていきたいですか」という質問に対して、とにかく「今こういう状況なので、転職して自分を変えたいです」という部分に終始してしまうと、「転職が目的になってしまっているな」と感じることがあります。

ベンチャーは入ってからが本番なので、転職後自分がどのようなキャリアを選択しているつもりかに関しても、しっかり伝えるようにしましょう。

とにかく、成長したい

ベンチャーは成長しやすい環境であることは間違いではないのですが、それはあくまでも、仕事で会社に貢献しようと努力した結果としての成長です。環境を求めるだけではなく、責任や結果に対するプレッシャーに関してもしっかり目が向けていることはアピールしましょう。

今の会社の不満を言う人

これはある程度一般的だとは思いますが、どれだけ今の環境が悪くても、面接上はあまり会社への不満は出さないようにしましょう。どんな人も会社との相性はあり、転職した会社の相性が良いかはわかりません。可能な限りのすり合わせは行いますが、最後は自分のキャリアは自分で責任を持たねばなりません。

冷静に状況を見ながら、「他責」よりも「自責」の考え方ができているというように伝えましょう。