ベンチャー 転職

なぜ、ベンチャーに入って後悔してしまうのか

こんにちは。キャリアブックス編集長の森田です。

ベンチャー企業に入社した後に全ての人が「転職してよかった」と思えるわけではありません。実際に私のいた会社でも、口には出さないまでも入社後にうまく軌道に乗らず、2,3ヶ月で転職する人なども少ないながら見たことはあります。

あらゆる選択にはリスクが伴うため、仕方のないことだと思いますが、今回は、ベンチャーに入ってよく後悔するポイント、転職を決める前に事前に必ず確認しておいた方がいいことについてお話ししようと思います。

この記事を書いた人キャリアブック編集長
森田(仮名)

人材系ベンチャー出身。これまでに人事やマーケティング、営業など様々な職種を担当。現在は様々なベンチャー企業でフリーランスとして活動中。これまでの経験の共有とアウトプットの場としてキャリアブックスを運営。

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前提として

「転職後の後悔」は、採用のミスマッチによって起こります。ミスマッチは候補者と会社側の問で起こる事なので、全てが候補者側の問題ではありません。

会社側の採用方針が曖昧だったり、「入社してほしいがためのごまかし」をしてしまうことは、実際にゼロではです。

ただ、最後に判断を行い、その後のキャリアに責任を持たないといけないのは候補者です。なるべく後悔がないよう、事前にできる準備を行う必要があります。

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なぜベンチャー転職で後悔する人が出るのか

様々にありますが、まとめると次の2点です。

  1. 転職先に幻想を抱いてしまう
  2. 入社後のキャリアに行き詰まる

転職先に幻想を抱いてしまう

転職先を「今の課題を解決してくれる場所」というイメージで捉えてしまうと、実際に転職して厳しい現実と向き合った時に、難易度の高さに困惑したり、精神的に負担がかかってしまったり。という事実に直面してしまうことになり、後悔につながってしまいます。

何かしらの課題を解決するために転職するのですが、転職先には転職先の困難があります。特に大企業からベンチャーなど、全く違う環境への転職は、仕事の仕方もかなり変わるので、適応するまでに苦労をすると思っておいて良いでしょう。

入社後のキャリアに行き詰まる

数年ベンチャーですごした後、思ったようなキャリアを過ごせていない。もしくは前職に残った同期と差が生まれてきているような気がして後悔する。ということもあります。

これに関しては、転職で失敗したというよりは、転職後の意思決定、努力次第ですが、人によっては結果としてそう感じる方もいらっしゃいます。

成果主義のベンチャーだからこそ、自分の意思決定の責任が後悔に繋がる可能性は常にあります。

ベンチャー入社で後悔しないポイント

いくつかよくあるベンチャー転職後に抱える後悔ポイントについて挙げてみたいと思います。

やりたいことがやれない

ベンチャーの自由なイメージから、いろいろな仕事に挑戦できると思っていたけど、いざ入ってみたら地味な事の繰り返しを1年近くやらないと、挑戦できるポジションにつけそうもない。面接では「いろいろなことに挑戦してほしい」と言われていたので、もっと最初からできると思っていた。

入ったら、事前の話と違う

面談で言っていた事と全然違うことをやる羽目になっている。事業の状態が変わったと説明は受けたが、そういうことがあるなら先に言って欲しかった。

想像以上に教えてもらえない

入社後のサポートが少なく教えてもらえない。最低限の共有の後にいきなり実務に入らされ、使っているツールなどの説明があまりにも少なく、うまく仕事がこなせない。

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後悔しないために、認識しておくべきこと

「やりたいこと」はやれない

ベンチャーは自由で主体性を持って、やりたい仕事に向き合うことができる。働ける。ということは嘘ではないと思いますが、結局その人に実行する実力がなければ、その実行を任せてもらうことはできません。

ベンチャー企業は事業をのばすために存在しているのであって、その目的に沿わない選択肢は取れません。「やりたい」人ではなく、「やれる」人に仕事を任せるのが基本的な方針です。

もちろん、誰もが最初から仕事をうまくこなせるわけはないので、育成もありますし、社員として入ってもらった人のキャリアを伸ばそうとしてくれますが、会社の信頼に対して成果で答えられなければ、ずっとチャンスがもらえるということはありません。

ベンチャーの状況は刻々と変化する

もちろん、会社としては最大限予測し、入社を検討している候補者には伝えるべき情報ですが、それでも内定から入社までの数ヶ月で会社の状況が大きく変わってしまうこともあります。

自分が入ろうとしているベンチャー企業がどういう事業リスクを抱えているかなどは、なるべく聞いておきましょう。

また、仕事がなくなるような大きな変化は、特に30人以下の「アーリーステージ」の会社を中心におこります。会社のステージからリスクをある程度想定しておく良いでしょう。

ステージごとのベンチャーのリスクなどについては、こちらの記事をご参考ください。

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育成は不充分が当たり前

入社後の教育の手厚さに関しては、ベンチャーでも充実しているところもあるので一概には言えません。実際に100名を超えたようなベンチャーではかなり育成ノウハウも固まっているので、ストレスに感じることは少ないでしょう。

ただ、少なくとも、オペレーションが固まっており、育成ノウハウや育成に当てる人材も豊富な大企業と比較すれば、心細いものである可能性は高いです。

30人程度の小さなベンチャーはそもそも会社の歴史が浅く、その中で人の入れ替わりも激しいので、「これまでの経緯」を知る人物が少なく、全部を教えきるのが、そもそも不可能です。ツールも最新のものを使っていることが多いので、古い環境からきた人には、それだけで慣れないことも多くなります。

ベンチャーで大事なのは、教えてもらったことを正しく実行できる能力ではなく、例え80点でも、自分で主体的にキャッチアップした情報をもとに仕事をこなせる能力です。

求められることが違うため、最初は戸惑うかもしれませんが、そういうものと思って仕事にとりくむ準備をしておきましょう。

選択を正解にするのは、自分

よく言われることですが、一番しっくりする言葉です。実際ベンチャーで働いていても、この意識を明確に持っている人とそうでない人で結構はっきり分かれている印象です。

結局、安定した企業からベンチャー企業に転職するということは、会社に頼ったキャリア構築ではなく、自分自身でのキャリア構築を選ぶ。ということです。

もし入社したベンチャーが自分に合わなくても、最低限の努力を続ければ、2回目の転職で良い会社に巡り合えるかもしれません。一度の選択で、成功か失敗かが決まることは決してありません。

全ては自分次第。その価値観にしっくりくるか来ないかは、転職前に今一度考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回、「ベンチャーに転職したときに陥る後悔」というテーマで、個人的な考えを解説してきましたが、絶対に後悔しない選択なんてないと思いますし、結局最後にどうなるかは、その後何回にも渡る選択の積み重ねです。

そして一番辛いのは、「どういう選択を積み重ねていきたいか」に嘘をつき続けている時ではないでしょうか。

ご参考になれば幸いです。