ベンチャー 転職

事業内容で理解するのベンチャーの特徴

こんにちは。今回は事業内容でベンチャー企業を分類し、それぞれの特徴をご説明します。

編集者についてキャリアブック編集長
森田(仮名)

人材系ベンチャー出身。これまでに人事やマーケティング、営業など様々な職種を担当。現在は様々なベンチャー企業でフリーランスとして活動中。これまでの経験の共有とアウトプットの場としてキャリアブックスを運営。

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事業内容での分類

法人向け(BtoB)か、個人向け(BtoC)か

まず基本的な分類ですが、BtoB(法人向けサービスの提供)、BtoC(個人ユーザー向けのサービスの提供)でベンチャー企業も分かれています。人材企業のように、BtoBtoCという形で一般ユーザーや法人の両方を対象にサービスを展開する事例はありますが、「どちらで売上を建てるか」という観点では、殆どのベンチャー企業ははじ目はどちらかに属し、事業が拡大し会社が大きくなるにつれ、BtoB、BtoCどちらの事業も展開するようになるのが一般的です。

特徴 事業例
BtoB 法人向けのサービスを提供。顧客が法人のため1件あたりの売上が大きく(1会の契約で数十万円以上が主流)コンサルティングや受託開発などはサービス開発の必要性もないため、事業の立ち上げが行いやすい。 ・法人向けソフトウェアの提供
・広告代理事業
・コンサルティング・開発支援
・人材紹介
BtoC 個人ユーザー向けのサービスを提供。1顧客あたりのあたりの売上は数百円と少ないが、個人のため顧客数を伸ばしやすくスケールした場合に売上が大きくなりやすい。営業の必要がなく、組織の中にクリエイターが占める割合が多い。 ・WEBメディア
・ソーシャルゲーム
・個人向けアプリ
・EC
・DtoC

BtoBベンチャー企業

BtoBベンチャーの方が数は多い

これはベンチャーに限らないことですが、BtoCの企業よりもBtoBの企業の方が多く存在します。BtoBベンチャーが多い理由としては、コンサルティングや受託開発、企業の業務の委託事業の立ち上げやすさにあります。BtoC事業で数十万円を売り上げるには1000人単位のユーザーに課金して貰う必要がありますが、BtoBでは1社契約を取れれば数十万から数百万円の売上を建てることができます。労働集約的ではありますが、多くのビジネスマンにとってはそれまでの経験を売上にすることもできるため、軸足をBtoBに置く企業が多くなるのです。

法人向けソフトウェア事業(SaaS)が近年注目を集める

Bコンサルティング、受託開発、業務委託といったBtoBビジネスは立ち上げやすいものの、労働集約的かつ差別化が困難なため、事業の成長速度が一定以上上がりにくいという側面があります。

近年ベンチャーの中で注目を集め続けている事業として、法人向けのソフトウェアサービスの提供、いわゆるSaaS事業があります。

SaaS事業では、一つのソフトウェアを複数の法人に、比較的安価な月額販売することで、BtoBビジネスの労働集約性や、売上の不安定性を解消し、事業の成長スピードも高く設定できることから、ここ数年で最も投資の集まっているビジネスモデルになっています。

BtoCベンチャー企業

BtoCベンチャーはインターネット黎明期の花形

BtoCビジネスはインターネットとの相性の高さが特徴です。それは、インターネット上では何万人ものユーザーに対して同時にサービスを提供することが容易に可能だからです。また、小売や飲食は設備投資や仕入れコストがかかるのに対し、WEBメディアやソーシャルゲームはそれらのコストがなく殆どが人件費のみでサービス提供が可能なこともベンチャーにとっては大きなメリットです。

インターネットの発達に合わせて、WEBメディアや、ソーシャルゲーム事業を展開する様々なベンチャー企業が現れました。

WEBメディア・ソーシャルゲームは近年は飽和状態に。

WEBメディア、ソーシャルゲームは特に成長率・規模拡大が可能な事業として、2000年代から多くのベンチャー企業が誕生しました。しかし、インターネットが一般的になり市場に対して企業が飽和状態に、市場でシェアを獲得するために必要な開発コストが上がるに連れ、ベンチャー企業がユーザーを獲得しやすい市場ではなくなってしまっているのが現状です。

新たな成長産業としてのDtoC事業

単純にインターネットを活用したサービスは、飽和状態を迎えました。そこで、今新しい分野として注目を集めているのが、インスタグラムなどの新しいSNSをチャネルとし、オリジナル商品をオンライン・オフラインを織り交ぜて販売するDtoC事業です。

顧客に合わせて細分化された商品ラインナップ、感度の高い若い顧客層の心をつかむ商品・ブランド設計を行い、オンラインとオフラインを織り交ぜた販売戦略を展開するDtoC事業は、ヒットすれば高い成長率を実現する新たなBtoCびじねすとして、今多くのベンチャーが参入しています。

コングロマリット型ベンチャー

メガベンチャーはBtoBtoCが強い

楽天、Yahoo、サイバーエージェント、リクルート、DeNAなどのベンチャーはBtoB、BtoCに限らず、様々な事業を展開しています。

特に規模の大きな楽天、Yahoo、リクルート、LINEの事業は、楽天の楽天市場、Yahoo・LINEの広告プラットフォーム、リクルートの人材・ライフスタイル領域などのWEBメディアと、BtoBtoC、つまり大きなユーザープラットフォームを構築した上で、法人に対してビジネスを展開している企業が、より大き区政調整ている傾向にあります。

転職する際の注意点

ビジネス職で転職しやすいのは、BtoB企業

一般的な中小企業や大企業からベンチャーに転職する場合におすすめなのはBtoB企業です。理由は次のようなものがあげられます。

  • 同一業界を選べば、アドバンテージになる
  • 顧客が企業のため、商流を理解しやすい
  • 営業職がある

BtoC企業はサービスを直接個人ユーザーが利用するため、ビジネス職はサービスディレクターや企画職ですが、これらはある程度経験が必要になります。未経験からアシスタントとして採用している企業は多いですが、条件をかなり下げて転職する必要があります。要するに現職の経験がほとんどアドバンテージになりにくいのです。

対してBtoB企業の場合、商材は変わっても、商流はほとんど変わりませんし、同一業界で転職すれば、現職の経験が非常に大きな強みになります。そのような場合、営業以外から営業に転身したとしても、顧客理解という観点で強みを持てつことができるなど、ちゃんと企業を選べば、アドバンテージを作ることができるのです。

もちろんBtoC企業であっても、広告代理店からの転職など、関連する業務に携わっていて、強みを活かせる転職が可能な場合は全く問題ありません。

業界が同じBtoBSaaS企業がオススメ

今オススメの転職先は、現職と同じ業界で、その業界の課題を解決するソフトウェアを提供している企業です。自分の経験が強みになり、事業が高い成長率で伸びていく企業は、よりチャレンジングな仕事に挑戦でき、かつなるべく条件も落とさない転職を狙うことができます。