ベンチャー 転職

ベンチャー企業、35歳定年説

こんにちは。キャリアブックス編集長の森田です。

煽りっぽいタイトルにですみません。私自身、ベンチャー界隈でのキャリア形成って結構難しいなと感じており、記事にしてみようと思います。

はじめに

この記事は標準的なベンチャー企業での「傾向」を、私なりに考察したものになります。ベンチャーといっても本当に様々な企業がありますし、実際に「35歳」を超えて活躍されている方は数多くいらっしゃいます。あくまでも議論をするための一つの指標としてお考えいただけますと幸いです。

この記事を書いた人キャリアブック編集長
森田(仮名)

人材系ベンチャー出身。これまでに人事やマーケティング、営業など様々な職種を担当。現在は様々なベンチャー企業でフリーランスとして活動中。これまでの経験の共有とアウトプットの場としてキャリアブックスを運営。

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ベンチャー企業でのキャリア

大企業に比べて、頭打ちは早い

ベンチャーといってもサイズ感はまちまちですが、マザーズに上場するような企業を除けば大体50人~200人前後の企業がほとんどだと思います。そのサイズ感だと、役職(事業責任者クラス、部署マネージャークラス)につく人の数はそれほど多くなく、いても数人~15人前後だと思います(リーダークラスはもう少し存在)。

また、ベンチャーは年功序列ではないため、ずっと在籍していれば役職につけるということはありません。社歴がある程度長くなると、背景知識がついてくるアドバンテージもあるのでチームリーダークラスにはある程度なれても、それ以上の役職には、実力のある人しかなれない。という雰囲気かなと思います。

つまり、大企業よりもキャリアの頭打ちが5~10年先に来ます。よく一般企業だと40歳前後で出世の頭打ちがくると言われているので、ベンチャーは35歳には頭打ちを迎えてしまうことになります。

年収も600~700万で頭打ち

年収についてもベンチャーの従業員の年収レンジは、一部を除いてそれほど高くはありません。会社にもよりますが、頭打ちが高くても6,700万円できてしまいます。なので、「大手企業かベンチャーか」を選ぶような大体の方にとっては、やはり、期待給与は相当落ち込むよね。ということになると思います。

若くて優秀な人材がどんどん現れる

大手企業、一般的な企業の平均年齢が40代越えなのに対し、ベンチャーの平均年齢は30~35歳あたりが多く、若い人材が本当に多いです。例えば28歳で転職し、5年勤めればあっという間に中堅層になります。

ベンチャーに若い人材が多く集まる理由としては、

  1. 業務のやり方もトレンドもすぐに変化するため、経験が多ければパフォーマンスが高いというわけではない
  2. 若手の方が条件(給与)面でコスト面、ポテンシャルにおいて優位性がある
  3. 若い層にベンチャー企業でのキャリアが人気

という3点が要因です。なので、ベンチャー企業にいるなら、基本的に実務能力では、若い人材にすぐにかなわなくなると思っておいた方がいいです。キャリアをしっかり積んでいくためには、実務だけではなくピープルマネジメントや企画・戦略の仕事を、30歳に超えたあたりから意識して仕事領域に取り入れていく必要があると思います。

そして30代中盤で、Up or Outの雰囲気に

そんな塩梅で、ベンチャー企業の中で30代中盤を向かえ、役職につく見込みがないと、その企業にいても仕方ないため、転職を考える人が多くなります。役職についていない場合、転職してすぐ役職につける事も少ないので、「役職候補」として転職を目指すことになりますが、本当に役職につけるかというリスクや、家族がいる場合ベンチャーの給与レンジに苦しさを感じるようになってくるなど、ライフステージが進むことによるこれまでとは違う懸念が生まれてきます。その結果、小さめの会社から30代中盤でも安心して働きやすいメガベンチャーや大企業、各種支援会社などに舵を切る人も多くなります。

ベンチャーでのキャリア形成のポイント

ロールモデルがない

これほどまで、ベンチャー企業が一般化したのはここ10年の話です。そのため、「ベンチャー企業に舵を切った人の40代、50代のキャリアモデル」というものは存在しません。この時代に数十年以上上の世代をロールモデルとして見ることの是非はともかくとして、前例がない以上、自分のキャリアがどうなるのかは意識して構築していく必要があります。

ベンチャーを辞めるのは失敗ではない

仮にベンチャー企業でキャリアの頭打ちをむけてしまったとしても、それは悪いことでは全くないと思います。そもそも、ベンチャー企業に来たということは、自分の価値をその企業の中ではなく、市場の中で高めていく選択をしたということ。厳しい環境で積み重ねてきた経験が、キャリアを重ねたその時に、より生きる場所があれば、転職すれば良いのです。

常に、キャリアイメージ考える

つまり、ベンチャーに入るという事は、乗っていれば前に進む新幹線ではなく、ローカル電車を乗り継いでいくような、より流動的なキャリアを選んだという事です。そのため、目の前の仕事に全力で取り組みながら、今そのベンチャーで何を学び、その後どうなりたいのか。を常に考えておく必要があります。

できるだけ、「伸びている会社」にいること

それでは、短い期間の間にできるだけ「濃い」経験をするためには何が必要でしょうか。それは、「伸びるベンチャーにいること」が一番重要だと思います。ベンチャーとはい環境はかなり重要です。

急激に伸びているベンチャーにいると、本当にすごいスピードで会社の中で次々に新しい領域が生まれ、チャレンジできる人材にはどんどんチャンスが回ってきますし、しかもその仕事は、業界の次のスタンダードになっていくような洗練されたオペレーションです。そういう環境で深い経験を積んでいけば、その後5年、10年と様々な企業が「欲しがる」スキル・知見を持った人材になることができます。

会社を伸ばすと、自分のキャリアも伸びる

つまり、自分のキャリアを伸ばしていくためには、ここだと思った会社で成果を出して貢献する。これは綺麗事でなく当てはまると思っており、若くて実力をつけやすい時期に、忖度なく成果と向き合って仕事できるのはベンチャーのとても良いところだと思います。もちろんライフワークバランスは大事ですが、「線を引かずに会社の事業成長に素直に向き合えるか」は非常に重要だと思いますし、その距離感が良い人がやはり良いキャリアを歩んでいる印象があります。

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まとめ

ベンチャー企業でのキャリアは短く、多くの人にとって、「ベンチャー企業で働いた、その後のキャリア」がある。意見をお話ししました。でも逆に言えば、自分のキャリアを自分で決められる。長い人生を会社や他人任せではなく、自分で切り開いていけるということです。

これをどう受け取るかは本当に人それぞれだとお思います。人によっては、入ってみたけど合わない。実はもっと安定したところで地道にキャリアを積んだ方がよかった。という人も見かけることはあるので、一つの意見としてご参考いだだければと思います。