転職時の手続き

【知らないと損】転職時の健康保険の手続きや健康保険資格喪失証明書がない時の即日発行方法を紹介!

会社を退職し、社会保険から国民保険に切り替える際に必要な「健康保険資格喪失証明書」ですが、手続き方法を知らない人は多いのではないでしょうか。

日本において、健康保険は「国民皆保険」というように、原則として20歳以上の人については何らかの健康保険に強制的に加入することが求められています。

その中で、特に手続が大変なのは、勤務先の社会保険に加入していた人が退職したことによって、国民健康保険に加入するときの手続きです。このような手続きに不慣れな人が多いことから、健康保険の切り替えに関して手続きがなかなか進まないケースもあります。

そこで、今回は

  • 転職時の、健康保険に関する手続き方法
  • 健康保険資格喪失証明書がない場合の対処法(即日発行)

を分かりやすく徹底解説します。ぜひ最後までご覧ください。

健康保険資格喪失証明書とは

健康保険資格喪失証明書(協会けんぽの例)健康保険資格喪失証明書

被保険者資格を喪失したことを証明する書類

会社に勤める場合には、会社が属する保険者(協会けんぽもしくは共済組合等)に加入する必要があります。入社時にそれらに加入することで、被保険者であることを証明する被保険者証をもらいます。毎月保険料を支払う代わりに、病気やケガが生じた場合にはそれを病院等に提示し、医療費の一部を保険者から負担してもらうことで自己負担割合が少なくて済みます。

退職する際には、被保険者証を会社に返還し、被保険者資格を喪失したことを証明する健康保険資格喪失証明書を受け取る必要があります

健康保険資格喪失証明書の記載事項

記載事項の中身としては以下のように分類されます。

  • 退職者の氏名及び住所
  • 加入していた保険者に該当する事項
  • 退職者及びその被扶養者の氏名、生年月日、資格の得喪年月日
  • 資格喪失の理由
  • 勤務していた会社に関する事項

健康保険資格喪失証明書は、国民健康保険に加入する際には前職での社会保険に関する事項を引き継ぐ重要なもののため、退職時にそれを受け取るのは当然のことです。

記載漏れがないか、きちんと自分で確認しましょう。

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転職の際の手続き方法

では、実際に転職した際、健康保険に関してどのような手続きが必要なのでしょうか。

退職した次の日から転職先での就業が決まっている場合

就職先の労務担当者を通じて手続きを行います。

退職時にもらった健康保険資格喪失証明書に基づいて新たな健康保険の資格取得手続が行われますので、それを担当者に提出します。1週間ほどで新たな被保険者証が届きます。

上記以外の場合

次の転職先が決まってい場合はもちろんのこと、次の転職先が決まっている場合でも、前職を退社してから新しい就業先に就くまで1日以上空白期間がある場合には、ご自身で手続を行う必要があります

手続としては以下の3種類からご自身で選択する必要があります。

  1. 国民健康保険に切り替える
  2. 家族の扶養に入る
  3. 前職の健康保険に継続して加入する

家族の扶養に入る場合は保険料の支払いがない分、前年所得などの扶養に関する要件を満たさないと家族の扶養に入ることはできません。

それに対して、国民健康保険に切り替えるか前職の健康保険に継続して加入するか、保障の内容はどちらも同じなので月々の保険料の大小で判断することになります。これについては居住地により毎月の保険料に違いがありますので、一概にどちらが良いとは言えません。その点はよく調べる必要があります。

 

それでは、個々の手続きについてご説明します。

①国民健康保険に切り替える場合

国民健康保険の資格取得手続を行う必要があります。退職日の翌日(前職の健康保険の資格喪失日)から14日以内にご自身で居住地の市役所等で手続きを行います

その際の必要な書類は下記のとおりです

  • 健康保険資格喪失証明書
  • 身分証明書
  • 印鑑
  • 各市町村で定められた国民健康保険資格取得届

実際には国民年金に関する手続も居住地の市役所等で行う必要があるため、先にハローワークで、失業に関する手続を済ませてから市役所等に手続に行くことをお勧めします。退職したことにより収入が著しく減少する場合には国民年金の免除申請を受けられるケースがあります。

②家族の扶養に入る場合

扶養者が勤務する事業所に対して、被扶養者として社会保険に加入する手続を行う必要があります

退職後、速やかに以下の書類を郵送します。

  • 健康保険被扶養者異動届
  • 源泉徴収票
  • 離職票もしくは退職証明書のコピー

状況によっては、雇用保険や年金を受給している場合はそれがわかるもののコピーや、世帯全員の住民票などが必要なこともあります。

詳細は扶養者が勤務する事業所の担当者に確認しましょう。

③前職の健康保険に継続して加入する場合

前職の健康保険を継続する場合は、退職日の翌日から20日以内に、前職の担当者に「任意継続被保険者」としての手続きをしてもらう必要があります。

手続きに必要な書類は下記の通りです。

  • 健康保険任意継続被保険者資格取得申請書
  • 住民票
  • 1か月分の保険料(退職日の関係から2か月分の保険料を支払うこともある)
  • 印鑑

状況によっては追加で書類の提出が必要になる場合があるため、詳細は前職の担当者に問い合わせをしてください。

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健康保険資格喪失証明書がない時の対処法

では、「健康保険資格喪失証明書が必要なのに、手元にない!」という時はどのようにすれば良いのでしょうか。

前職の担当者に問い合わせをしよう

まずは、前職の担当者に「健康保険の資格喪失手続き」が進んでいるかどうか確認する必要があります。

この手続きが進んでいないと、後述の即日発行も難しいです。このような場合には、前職の担当者に被保険者の資格喪失手続きを進めるよう、催促しましょう。

年金事務所で即日発行しよう

「保険のことなのになぜ年金事務所に?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、健康保険と厚生年金の手続は重複している部分が多く、厚生年金の脱退手続と同時に、健康保険の資格喪失の手続も行います。

そのため、健康保険資格喪失証明書がない場合は、近くの年金事務所に出向いて発行の手続きを行うと、即日発行できます

年金事務所に「健康保険・厚生年金保険 資格取得・喪失等確認請求書」を提出することで、即日発行が可能です。

その際、以下書類が必要です。きちんと準備しましょう。

  • 身分証明書
  • 印鑑
  • 年金手帳
  • マイナンバーが記載された住民票

知らないと慌ててしまう人もいらっしゃるかと思いますので、この点についてはぜひ知っておいてください。

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まとめ

いかがでしょうか。健康保険資格喪失証明書の説明から、転職時の手続き方法、健康保険資格喪失証明書の紛失時の対処法を解説しました。

ぜひこの記事を参考に、健康保険の切り替えや、健康保険資格喪失証明書の再発行をする時は、スムーズな手続きを実現させましょう。