今回は、広島東洋カープ不動の4番打者、鈴木誠也選手の年俸について調査します。
鈴木誠也選手について
プロフィール
名前 | 鈴木誠也 |
---|---|
職業 | プロ野球選手(外野手) |
所属団体 | 広島東洋カープ |
生年月日 | 1994年8月18日 |
基本情報 | 身長181cm 体重96kg |
受賞歴 | ベストナイン3回 ゴールデングラブ賞2回 |
成績・略歴
- 高校は二松学舎大学附属高校。高校時代は投手。1年秋からエースを務める。
- 甲子園出場歴はなし。高校通算43本塁打、50mを5秒8で駆けるほどの俊足。
- 2012年、広島東洋カープから内野手としてドラフト2巡目指名を受けプロ入り。
- 2013年、高卒ルーキーながらシーズン終盤に一軍デビュー。巨人戦で初安打・初打点。
- 2014年、一軍出場36試合で打率.344をマーク。U-21野球W杯では首位打者賞を獲得。
- 2015年、外野手転向。初の開幕スタメン。一軍出場97試合で打率.275。得点圏打率は.358をマーク。後の勝負強さの片鱗を見せる。
- 2016年、打率.335 29本塁打 95打点をマークしブレイク。5番打者に定着し、広島25年振りのリーグ制覇に大いに貢献する。
- 2017年、WBCに出場。帰国後は4番打者に定着。8月に右足首をケガし、以降のシーズンを棒に振る。チームは2連覇。
- 2018年、自身初の30本塁打を達成。チーム3連覇に4番打者として貢献。日本シリーズでチームは敗れるも敢闘選手賞に選ばれる。
- 2019年、背番号を「51」から「1」に変更。チームの4連覇は厳しくなるも首位打者争いのトップを走り続ける。
年度 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 打率 |
---|---|---|---|---|
2013年 | 1 | 0 | 1 | .083 |
2014年 | 22 | 1 | 7 | .344 |
2015年 | 58 | 5 | 25 | .275 |
2016年 | 156 | 29 | 95 | .335 |
2017年 | 131 | 26 | 90 | .300 |
2018年 | 135 | 30 | 94 | .320 |
2019年 | 154 | 26 | 83 | .336 |
参照:https://baseball.yahoo.co.jp/npb/

安定の勝負強さ。足も使える理想の4番打者。
ブレイクした2016年から昨年まで3年連続で打率.300、25本塁打、90打点以上をクリア。今年も達成が濃厚です。
加えて鈴木選手は盗塁にも積極的で、2016、17年はともに16盗塁、2018年はケガの影響で4盗塁に終わりましたが今年はすでに23盗塁。来年以降はトリプルスリーも狙える成績です。
出塁率も毎年.400近くをキープ。ランナーがいなければチャンスメークをし、走者がいればきっちり還します。
まさに理想の4番打者と言えます。
「神ってる」を卒業し真の強打者へ。広島3連覇の立役者
2016年6月17日からのオリックス・バファローズ3連戦。ここで鈴木選手は全国に衝撃を与えます。17日・18日の試合はどちらもサヨナラホームラン。19日は決勝ホームラン。このとき緒方監督の発した「神ってる」はこの年の流行語大賞に選ばれました。
しかし鈴木選手は「『神ってる』というのはまぐれという意味のようで嫌だった」と後に告白しています。そして「『神ってる』ではなく、『実力だ』と言われるようにしたい」とも言っていました。
翌2017年からの成績を見ればもはや誰も鈴木選手を「神ってる」などとは言わないでしょう。まぐれや偶然で優勝チームの4番打者が務まるはずもありません。
鈴木誠也選手の年俸(年収)の推移
年度 | 年俸(推定) |
---|---|
2019年 | 1億6000万円 |
2018年 | 9000万円 |
2017年 | 6000万円 |
2016年 | 1700万円 |
2015年 | 900万円 |
2014年 | 650万円 |
2013年 | 600万円 |
参照:https://baseball-data.com/16/ranking-salary/all/

高卒7年目で1億円突破。来年は2億円プレイヤー?
2014年の入団以降、順調に年俸アップしてきた鈴木選手。ブレイクした2016年以降年俸も上昇し、ついに1億円プレイヤーになりました。
2019年シーズンは首位打者獲得の可能性が高まっていることから、来季の年俸は2億円を突破するのは間違いないでしょう。
プロ1年目から約30倍の1億6000万円。どこまで上昇する?
プロ入り1年目は年俸600万円だった鈴木選手。4番打者に定着した2019年の年俸は約30倍の1億6000万円にまでアップしました。ブレイクした2016年以降安定した成績を残していますが、こうなると心配なのが鈴木選手の年俸がどこまで上昇するのか?そしてカープは払うことが出来るの?という疑問です。
鈴木選手が東京出身ということもあり、関東の球団へFA移籍するのでは・・・とまことしやかに囁かれていますが、こればかりは選手の権利なので、どうすることも出来ません。
FA移籍で年俸が3倍?生涯年俸は50億円に到達する?
選手の年俸が比較的抑えられている広島。鈴木選手の今季年俸が1億6000万円に違和感を感じているファンも多いはずです。
仮にFA移籍したとすれば現在の年俸の3倍、4億5000万円の複数年契約、というのもこれまで鈴木選手が残してきた成績を思えば高いものではありません。そうすると生涯年俸50億円も夢物語ではありません。
ただ、2019年シーズンから広島伝統の背番号「1」を背負った鈴木選手。このことが「生涯カープ」宣言であって欲しいとカープファンは願っています。
【2019年度版】NPB野球選手の年俸ランキング
ここで、日本プロ野球の年俸ランキングを見てみましょう。
位 | 選手名 | チーム | 年俸(推定) |
---|---|---|---|
1位 | 菅野 智之 | 巨人 | 6億5,000万円 |
2位 | 柳田 悠岐 | ソフトバンク | 5億7,000万円 |
3位 | 浅村 栄斗 | 楽天 | 5億円 |
3位 | サファテ | ソフトバンク | 5億円 |
3位 | 坂本 勇人 | 巨人 | 5億円 |
3位 | メヒア | 西武 | 5億円 |
7位 | 丸 佳浩 | 巨人 | 4億5,000万円 |
8位 | バレンティン | ヤクルト | 4億4,000万円 |
9位 | 山田 哲人 | ヤクルト | 4億3,000万円 |
10位 | 鳥谷 敬 | 阪神 | 4億円 |
10位 | 内川 聖一 | ソフトバンク | 4億円 |
10位 | 松田 宣浩 | ソフトバンク | 4億円 |
10位 | デスパイネ | ソフトバンク | 4億円 |
10位 | 糸井 嘉男 | 阪神 | 4億円 |
1位:菅野智之選手 6億5,000万円
名前 | 菅野智之 |
---|---|
職業 | 野球選手(投手) |
所属団体 | 読売ジャイアンツ |
生年月日 | 1989年10月11日 |
基本情報 | 188cm 体重92kg |
受賞歴 | 最多勝利、最多奪三振、ゴールデングラブ賞、沢村賞、ベストナイン |
2018年は投手タイトルに加え沢村賞も受賞した菅野投手。今シーズンもエースとして打倒広島に燃えていましたが、3戦3敗と不本意な成績に。
しかし、8月28日の対広島戦でついに勝利投手になりました。ここぞという時に力を発揮した菅野投手。球界最高年俸プレイヤーらしい、見事な働きでした。

2位:柳田悠岐選手 5億7,000万円
名前 | 柳田 悠岐 |
---|---|
職業 | 野球選手(外野手) |
所属団体 | 福岡ソフトバンクホークス |
生年月日 | 1988年10月9日 |
基本情報 | 188cm 体重92kg |
受賞歴 | 2015年 パ・リーグMVP。NPB初の首位打者とトリプルスリーの同時達成 |
左右の違いこそあれども、率を残せて、長打力があり、足もある。柳田選手と鈴木選手は同じタイプのプレイヤーと言えます。
年齢は柳田選手のほうが5歳上です。鈴木選手との年俸の差は、やはり所属するチームの懐具合も加味されるようです。

3位:浅村栄斗選手 5億円
名前 | 浅村 栄斗 |
---|---|
職業 | 野球選手(内野手/外野手) |
所属団体 | 楽天イーグルス / 西武ライオンズ |
生年月日 | 1990年11月12日 |
基本情報 | 182cm 体重90kg |
受賞歴 | ベストナイン / 月間MVP / ゴールデングラブ賞 |
3位:坂本勇人選手 5億円
名前 | 坂本勇人 |
---|---|
職業 | 野球選手(遊撃手、一塁手、二塁種) |
所属団体 | 読売ジャイアンツ |
生年月日 | 1986年12月14日 |
基本情報 | 186cm 体重83kg |
受賞歴 | 2016年、2017年ゴールデングラブ賞。2013、2017年WBC出場 |
浅村選手、坂本選手も鈴木選手同様高卒ルーキーながら早くから一軍で活躍している選手です。大きなケガもなく、安定した成績を残し続けていることも鈴木選手との共通点です。

10位以下の年俸ランキングはこちらをご覧ください。

【2019年度版】広島東洋カープ(広島)の年俸ランキング
最後に、広島選手の年俸ランキングベスト10を見てみましょう。
鈴木選手はストッパーである中崎投手と並び、第5位にランクインしています。
順位 | 選手 | 推定年俸 | 守備 |
---|---|---|---|
1位 | クリス・ジョンソン | 3億4,200万円 | 投手 |
2位 | 菊池 涼介 | 2億4,000万円 | 内野手 |
3位 | 長野 久義 | 2億2,200万円 | 外野手 |
4位 | 田中 広輔 | 1億8,000万円 | 内野手 |
5位 | 鈴木 誠也 | 1億6,000万円 | 外野手 |
6位 | 中崎 翔太 | 1億6,000万円 | 投手 |
7位 | 大瀬良 大地 | 1億4,500万円 | 投手 |
8位 | ジョニー・ヘルウェグ | 1億260万円 | 投手 |
9位 | 野村 祐輔 | 1億2,000万円 | 投手 |
10位 | 松山 竜平 | 1億円 | 外野手 |
広島の選手全体のランキングはこちらの記事をご覧ください。

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