今回は2019年ノーヒットノーランを達成したソフトバンクのエース「千賀滉大」選手の年俸や成績についてまとめていきます。
千賀滉大選手について
プロフィール
名前 | 千賀滉大 |
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職業 | プロ野球選手(投手) |
所属団体 | ソフトバンクホークス |
生年月日 | 1993年1月30日 |
基本情報 | 身長186cm 体重84kg |
受賞歴 | 2017年最高勝率、2017年WBC日本代表 |
成績・略歴
- 2010年│育成ドラフト会議4巡目で指名されソフトバンクに入団。
- 2012年│支配下選手登録され、一軍戦で初登板を記録した。
- 2013年│リリーフとして起用され、救援投手による公式戦連続無失点イニングのパリーグタイ記録を樹立。
- 2016年│プロ初の二桁勝利を達成、ローテーションの一角に定着。
- 2017年│シーズン前にはWBCで活躍。シーズンでは、リーグ優勝に大きく貢献し、最高勝率のタイトルを獲得。
年度 | 登板 | 勝利 | 三振 | 防御率 |
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2012年 | 2 | 0 | 1 | 9.64 |
2013年 | 51 | 1 | 85 | 2.40 |
2014年 | 19 | 1 | 28 | 1.99 |
2015年 | 4 | 2 | 21 | 0.40 |
2016年 | 25 | 12 | 181 | 2.61 |
2017年 | 22 | 13 | 151 | 2.64 |
2018年 | 22 | 13 | 163 | 3.51 |
2019年 | 26 | 13 | 227 | 2.79 |
参照:https://baseball.yahoo.co.jp/npb/

育成出身の大スター
千賀選手は、今や日本トップレベルの投手として君臨しています。
しかし、一般的なドラフト会議で入団しておらず、育成選手としてソフトバンクに入団しています。
育成選手は1軍の試合にはでれず、年俸も非常に低いという中で、めきめきと実力を伸ばして現在のようなエースとなっています。
育成選手は多くが数年で解雇されてしまう中で、先発投手として安定した成績を残しているのは千賀選手が初めてであり、育成選手たちの憧れの的となっています。
育成ドラフト同期である甲斐選手と強豪・ソフトバンクを支えていることは、大きく話題を呼びました。
おばけフォークによる奪三振
千賀投手の一番の特徴は、落差が非常に大きいフォークです。
落差の大きさから「おばけフォーク」とよばれており、千賀選手の代名詞ともいえます。
ストレートも速く、最速161キロを記録しています。
基本的にはストレートとフォークの2本で三振を多く取っていくという組み立てが中心です。
横変化が多い海外選手にも通用しており、2017年のWBCでの活躍から、最優秀投手賞を受賞するほどの投球でした。
千賀滉大選手の年俸(年収)の推移
年度 | 年俸(推定) |
---|---|
2019年 | 1億6,000万円 |
2018年 | 1億2,500万円 |
2017年 | 6,500万円 |
2016年 | 2,500万円 |
2015年 | 2,500万円 |
2014年 | 3,300万 |
2013年 | 650万円 |
2012年 | 440万円 |
2011年 | 270万円 |
参照:https://baseball-data.com/16/ranking-salary/all/

育成選手ならではの低年俸からスタート
千賀投手は、育成選手として入団しており、1年目の年俸は270万円と非常に低いものです。
プロ野球の最低年俸は240万円と決められており、そのことからも270万円の年俸がいかに低いか想像つくと思われます。
基本的には、あまり期待されていない選手が多い育成選手の中で、最終的に1億円を超えた千賀選手は、誰もの憧れとなっているはずです。
ソフトバンクは非常に育成環境が整っており、正当に評価することから、育成選手からもこのように高年俸を記録する選手を輩出することが可能です。
ソフトバンクらしい羽振りの良さ
千賀選手の年俸の上がり幅は目を見張るものがあります。
お金持ちの球団といえば、巨人が真っ先にあがるでしょうか、負けず劣らず凄みを増しているのがソフトバンクです。
ソフトバンクや巨人以外の球団では、なかなかこのような年俸推移にはならないでしょう。
2013年シーズンには、50試合を登板し、防御率2点代という成績を収めていますが、チームは優勝を逃しています。
しかし、千賀選手の年俸は650万円から3,300万円に跳ね上がっており、さすがソフトバンクというところです。
2019年には4年連続の二桁勝利を達成しており、2020年の年俸が非常に楽しみです。
メジャー移籍による10億円超えに期待
千賀選手はメジャーリーグへの移籍を希望している選手です。
2018年の契約更改では、メジャーへのポスティングでの移籍希望を公言しています。
実際に2017年のWBCでは最高投手賞に輝いており、フォークが海外選手に通用するところを証明しています。
千賀選手が海外FA権を取得するまでにはあと5年程度かかることから、全盛期でポスティングシステムでメジャー移籍が達成すれば、10億円を超えるような年俸が期待できます。
もし、国内でのプレーを希望した場合でも、ソフトバンクに在籍していれば今後も年俸が上がっていくことは十分に予想され、日本でプレーし続けた場合でも、5億・6億といった超スーパープレイヤーの仲間入りすることも考えられます。
【2019年】日本プロ野球年俸ランキング
ここで、日本プロ野球の年俸ランキングを見てみましょう。パ・リーグはソフトバンクの選手が上位をほとんど占めています。
順位 | 選手名 | 年俸(推定) | チーム |
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1位 | 菅野 智之 | 6億5,000万円 | 巨人 |
2位 | 柳田 悠岐 | 5億7,000万円 | ソフトバンク |
3位 | 浅村 栄斗 | 5億円 | 楽天 |
3位 | サファテ | 5億円 | ソフトバンク |
3位 | 坂本 勇人 | 5億円 | 巨人 |
3位 | メヒア | 5億円 | 西武 |
7位 | 丸 佳浩 | 4億5,000万円 | 巨人 |
8位 | バレンティン | 4億4,000万円 | ヤクルト |
9位 | 山田 哲人 | 4億3,000万円 | ヤクルト |
10位 | 鳥谷 敬 | 4億円 | 阪神 |
10位 | 内川 聖一 | 4億円 | ソフトバンク |
10位 | 松田 宣浩 | 4億円 | ソフトバンク |
10位 | デスパイネ | 4億円 | ソフトバンク |
10位 | 糸井 嘉男 | 4億円 | 阪神 |
10位 | 筒香 嘉智 | 4億円 | DeNA |
10位 | バンデンハーク | 4億円 | ソフトバンク |
10位 | ゲレーロ | 4億円 | 巨人 |
年俸ランキング上位のパ・リーグの選手を詳しく見てみましょう。
2位:柳田 悠岐(5億7,000万円)
名前 | 柳田 悠岐 |
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職業 | 野球選手(外野手) |
所属団体 | 福岡ソフトバンクホークス |
生年月日 | 1988年10月9日 |
基本情報 | 188cm 体重92kg |
受賞歴 | 2015年 パ・リーグMVP。NPB初の首位打者とトリプルスリーの同時達成 |
福岡ソフトバンクホークス所属の外野手。長打を中心とする打撃が特徴の選手。
2018年は打率.352、36本塁打、102打点の成績を残し、本塁打と打点でキャリアハイを記録。首位打者を獲得したことが、高評価につながったと思われます。
また、その豪快なバッティングフォームや、快活なキャラクターから、人気も高く、オールスターゲームのファン投票部門では、3年連続で両リーグ最多の得票数を記録しています。

3位:サファテ(5億円)
名前 | デニス・サファテ |
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職業 | 野球選手(投手) |
所属団体 | 福岡ソフトバンクホークス |
生年月日 | 1981年4月9日 |
基本情報 | 193cm 体重102kg |
受賞歴 | 最多セーブ(15,16,17年)、MVP(17年)、日本シリーズMVP(17年) |
ソフトバンクの不動の守護神、サファテ選手が3位にランクインしています。
2017年はまさに獅子奮迅の活躍、でシーズン54セーブの日本新記録。日本シリーズではかつて在籍したカープ相手に熱投を繰り広げ、見事日本一に導きました。その働きは高く評価されMVPはもちろんのこと、外国人選手としては初の正力賞に輝きました。
2015年、2016年、2017年と3年連続で最多セーブ獲得し、2017年には、シーズンMVP、日本シリーズMVPに輝いています。

3位:浅村 栄斗(5億円)
名前 | 浅村 栄斗 |
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職業 | 野球選手(内野手/外野手) |
所属団体 | 東北楽天ゴールデンイーグルス |
生年月日 | 1990年11月12日 |
基本情報 | 182cm 体重90kg |
受賞歴 | ベストナイン / 月間MVP / ゴールデングラブ賞 |
2008年に大阪桐蔭を夏の甲子園日本一に導き、西武ライオンズに入団。
2018年には打率3割、31本塁打、リーグトップとなる127打点をマークし、西武10年ぶりのリーグ優勝にキャプテンとして大きく貢献。
FA移籍によって年俸は2018年よりも2倍以上となる5億円で楽天で2019年からプレーしています。
打点王は2度獲得しており、チャンスに強いパ・リーグを代表する好打者です。
詳しい年俸ランキングはこちらをご覧ください。

【2019年】ソフトバンク選手の年俸ランキング
ソフトバンクの中で千賀選手の年俸は10位となっています。2位以下は外国人選手が続いており、日本人は4億円の内川選手、松田選手が続いています。
順位 | 選手 | 推定年俸 | 守備 |
---|---|---|---|
1位 | 柳田 悠岐 | 5億7,000万円 | 外野手 |
2位 | サファテ | 5億万円 | 投手 |
3位 | デスパイネ | 4億万円 | 外野手 |
3位 | バンデンハーク | 4億万円 | 投手 |
3位 | 内川 聖一 | 4億万円 | 内野手 |
3位 | 松田 宣浩 | 4億万円 | 内野手 |
7位 | 森 唯斗 | 2億8,000万円 | 投手 |
8位 | 今宮 健太 | 2億6,000万円 | 内野手 |
9位 | 中村 晃 | 2億4,000万円 | 外野手 |
10位 | 千賀 滉大 | 1億6,000万円 | 投手 |
まとめ
今回は、千賀選手の年俸についてまとめてみました。
非常に難しいとされる育成選手からのスタートでしたが、日本のエース格投手にまで成長し、今の高年俸をゲットしています。
メジャー挑戦したとしても、ソフトバンクに在籍し続けても、今後非常に高騰するであろう年俸がとても楽しみです。
✔ 採用実績全国No1。地方にも強い