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残滓(ざんし・ざんさい)の意味・使い方とは?類義語や英語例文を紹介!

残滓(ざんし)

皆さんは残滓(ざんし・ざんさい)という言葉の意味を知っていますか?

日常生活ではほとんど聞きませんが、意味や使い方を知っている人は少ないのではないでしょうか。

残滓に似た言葉に残渣(ざんさ)がありますがその違いは何でしょうか。

今回は残滓の意味・類語・例文・英語での使い方をご紹介します。

残滓の意味と使い方

【読み】

「ざんし」「ざんさい」

正式には「ざんし」と読みます。「ざんさい」は慣用読みとして使われることがあります。

本来とは違う読み方が習慣的に定着した読み方になり後から認められた読み方ですので間違いではありませんが、正式には「ざんし」と読むのが良いでしょう。

【意味】

  1. 「あとに残ったもの」
  2. 「残りかす」「食べ残し」
  3. 「容器などの底に残っているかす」
  4. 物質的な意味以外には、価値や気持ちなどの目には見えないものを比喩として指す場合もあります。

①あとに残ったもの

必要なものを取り除いたあとに残ったものを意味します。

調理などで食材を切り、食べられる部分を取り除いた後に皮や種が残ります。残ったものを示す時に使います。

例文

  • 「フルーツの皮が残滓として残っている」
  • 「子供の食後の皿にはたくさん残滓がある」
  • 「ワインのボトルの残渣を捨てた」

②残りかす 食べ残し

ここでは残り「かす」としての残滓を説明します。

例えば食事で魚を食べた後に頭やしっぽ、骨や皮を残した場合これを魚の残滓と言うことができます。

もちろん食べ物以外にも使うことができますので広く「残されたもの」と認識すると良いでしょう。

  • 食べ残しを再利用している実態が明らかになった。
  • 食器の食べ残しは冷蔵庫に入れてください。
  • 昨日の食べ残しを温めて食べた。

③容器などの底に残っているかす

残滓を物質的意味として使う場合にふさわしい表現です。

  • グラスにはビールの残りかすしか残っていなかった。
  • 残りかすが部屋に散らばっていた。
  • 鍋にはスープの残りかすがあった。

④残滓は記憶や思い出に象徴される「ことがら」を表すこともあり、「記憶に残っている」と言う意味にも使えます。

  • 「私の過去には消すことができない残滓がある」
  • 「昭和の残滓は歌として残されている」

飲みかけのジュースなどは「かす」ではないため、飲み終わった後に底にわずかに残ったものを指します。

「取るにたらないほどのつまらないもの」という意味合いで使います。

政治などでの使われ方は、政策や改新されないものの事を「従前からの政策の残滓」などと使うことができます。

また、「時の残滓」、「記憶の残滓」などの表現をすることもできます。

ニュアンスとしては、プラスでもマイナスでもなく、「わずかに残る」「かすかに」「小さい」という意味で使われます。

残滓の類語

残滓の類語
  • 「残渣」
  • 「残余」
  • 「残留物」
  • 「名残」
  • 「余分」

類語①「残渣」

残渣(ざんさ)は濾過や溶解した時、あとに残った不要な個体、残りかすのことです。

使用する場面は化学の実験などで濾紙に残ったものを指します。物理的な意味しか持っていませんので、残滓のような比喩表現には不向きです。

残渣(ざんさ)の意味は、「溶解や濾過の過程であとにのこっている不要物」を指します。

また、濾過した際に濾紙に残った個体のことをいいます。

  • 口腔内に食物残渣が見られた。
  • 濾紙に薬液の残渣があった。
  • 植物の残渣から薬品が作られる。

類語②「残余」

「残余」(ざんよ)の意味は、残っているもの、余っているものを示します。

文字の通り余っているものと言う意味では残滓と似たニュアンスをもちますが、残滓よりも余りものとしての意味に限定されています。

そのため「残りかす」の意味は持ちませんので注意しましょう。

  • 予算の執行は少しの残余も出してはならない。
  • 残余財産を分配する。

類語③「残留物」

「残留物」(ざんりゅうぶつ)とは、残り留まっていること。こちらも残滓と同じく「必要な物が取り除かれたあとに残ったもの」を指します。

残滓と違う点は鉱石や岩石などの専門用語として使われることがあります。

  • カルシウムやマグネシウムは水道水の蒸発残留物である。
  • 捜査で胃の残留物を調べる。

類語④「名残」

「名残」(なごり)は、物事が過ぎたあと、その影響が残っていることを示します。

人と別れを惜しむ気持ちや事が過ぎたあともそれを思い出させる余韻についても名残と表現できます。

病気の後に体に残る影響のことも指します。一番使われる場面としては別れを惜しむときは影響が残っている状態が多いです。

類語⑤「余分」

「余分」 (よぶん)は余った分、残りのことを指します。適度な分量を越えているさま。

  • 人のやり方に余分な口出しはしない。
  • 災害を想定してストックを余分に仕入れる。
  • 彼は他の人よりも余分に動いている。
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残滓の英語表現

残滓の英語表現

残滓の意味の中でも、物理的な残りかすを表す英単語は「residue」です。比喩として使われる場合は「vestige」と言う単語を使います。

英語表現①:residue

Okara is residue left after makig Tofu.( おからは豆腐を作る際に出るかすのこと)

英語表現②:vestige

  • There is not a vestige of kindness in him.(彼には優しさのかけらもない)
  • Of its former glory not a trace vastage remains.(かつての栄華は今はまったっくその面影をとどめていない)
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まとめ

残滓(ざんし)とは、「残りかす」という意味。「あとにのこった不要なもの」といういみもあります。また、記憶や概念として比喩的に使われることもできます。

普段はあまり使う機会はありませんが、小説などの文章で見かける言葉です。