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校了(こうりょう)の意味と正しい使い方とは? 英語例文や誤用・類語を紹介!

校了(こうりょう)

社会人になると知っておいたほうがいい言葉、そんな言葉の一つに「校了」と言う言葉があります。

出版関連、編集者などが良く使う言葉です。原稿が上がってきて、様々なチェックが終わり、印刷できる準備が出来たことを言います。

他に関連した言葉として「校正」「校閲」があります。「校了」の意味、使い方、そして類義語、似たような言葉に英語表現と共に説明します。しっかりと理解して下さいね。

「校了」の意味・使い方

【読み】こうりょう

【意味】原稿に対する校正が終わり、印刷できる状態なっている事。または印刷できると認められたもの。

  • 誤字脱字のチェックが終り、原稿が印刷できると認められたもの。校正が終了したもの。
  • 原稿の文章が正しい文法、また誤りや不備な点がないこと。校閲が終了したもの。
  • 編集作業が完了した状態。

使われている2つの漢字の意味は以下の様になっています。

「校」は比べて調べる事。「了」は終ると言う意味。誤字脱字をチェックする「校正」と原稿に文法的な間違い、不備な点などが無いかチャックする「校閲」の2つの確認を行って、編集作業が終ったと認めるものです。

①校正が終了したもの

原稿の誤字脱字のチェック(校正)、また文章の文法、内容を確認し印刷してもいいと判断した状態です。

印刷業界では原稿が校正、修正が終わり印刷に回せると確認したものです。

例文

  • 校了までに3回もの校正が必要だった。
  • こんなに誤字脱字があると、とても校了は出来ない。
  • 校了までに何度も修正をしてもらった。
  • 校了となったものは一切修正できません。

 校正は文字の誤字脱字、文法にの間違いがなくなるまで何度も行われます。写真やイラストなどをのレイアウトも一緒に確認し、印刷が出来る状態かチェックします。

②校閲が終了したもの

原稿の内容が正しいか、また専門的な分野で誤りがあるかどうかをチェックし、記事や原稿が間違った情報であるか?を確認します。その上で原稿が印刷に回せると認めたものです。

例文

  • 校了の前に専門家に校閲してもらったほうがいい。
  • 文章の間違いも無く、専門家のチェックも問題が無いので校了とする。
  • 月末まで校了したいので、この校閲で終わりにしたいです。
  • 原稿が早く出来ても、校了までに時間が掛かる。

原稿が印刷できる状態になるように、内容や記事の正確性を確認したものです。

校閲が終了し印刷にかけられる状態になると校了となり、ライターが修正したいと思っても修正はできません。

③編集作業が終了した状態

編集の最終段階、間違いや修正が一切無く、印刷所に出せる状態を言います。

原稿が上がってきて、誤字脱字、記事の内容に信頼性があるかをチェックし、原稿が編集者の手を通しその作業が終了、印刷が出来る状態を言います。

例文

  • やっと校了が終わりほっとしている。
  • 校了が終ったので、原稿を印刷へまわしてくれ。
  • 原稿の校正者に取って校了前が一番忙しい時期だ。
  • この原稿の信憑性が確認できたら校了だ。

ライターが書いた原稿を、校正、校閲という段階を踏んだ修正作業を終え、誤字脱字もなく、書かれている内容も正しく、信憑性が高いと確認することです。

校了となるとその原稿の編集が終わり、出版、またはネット上などで公開されることになります。

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校了が使われる熟語

校了とは原稿が上がってきて、印刷に出せる状態です。校了と言う言葉が使われている熟語には、出版できる状態になっているという意味が含まれています。

今回紹介する熟語は責任校了、校了日と校了紙。では説明していきます。

  • 責任校了
  • 校了日
  • 校了紙

責任校了の意味

原稿が上がり、校正段階で修正箇所があっても、ライターに修正として返すのではなく、校正担当者の責任において修正し、校了をすることを言います。校正者、校閲者が校了する責任を持つことです。

校了日の意味

 出版日、ネットでの公開日から逆算し、原稿が上がり校正、校閲を経て校了する日を決めること。またはその日付。校了日が決まればその日から逆算して、ライターに依頼、入稿日などを決めていきます。

校了紙の意味

原稿が校正、校閲を経て一切の間違いが無い状態の原稿、校了状態の原稿の紙を校了紙と言います。印刷所にまわす原稿には大きく校了を書かれることが多く、校了と書いた紙の事です。

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校了と校正、校閲はどんな違いあるの?

校了、校正そして校閲、どれも「校」と言う漢字が使われています。この3つの言葉はどれも出版や編集関連の言葉です。

  • 校正 原稿の誤字脱字、表現方法やデザイン上などのレイアウトのチェック。
  • 校閲 原稿の信憑性を確認、意味や内容が正しいかもチェック。時には専門家に監修してもらうこともあります。
  • 校了 原稿のチェックがすべて終わり、これ以上修正する必要が無い、出版へまわせる状態。

校正や校閲はチェックする人間が、間違いが無いかと確認をした後、必要であればライターに修正を依頼します。

原稿に寄っては何度も修正を出す場合もあり、また必要であれば専門家に原稿の内容が正しいか、的確な表現をしているかなどの監修に出すこともあります。

校了はすべてのチェックが終了、修正する必要が無く印刷に回すだけの状態を言います。

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校了の類義語・対義語

校了の類義語・対義語

校了と言う言葉には、同じ様な意味を持つ「下版」「入稿」そして「念校」と言う類義語があります。印刷所に回すだけでなく、ネットでもすべての編集が終了し、公開出来る状態になる事です。

  • 下版
  • 入稿
  • 念校

ここから校了の類義語を説明していきますね。校了の対義語はありません。

類語①「下版」

修正することが一切無く、印刷所に回せる状態の「校了」。以前、校了となった原稿は印刷所に廻し、印刷工程に入ることを「版に下ろす」といいました。

そのために「下版」と呼ばれます。以前は版を作って印刷していましたが、現在は原稿をデータ化し、PDF入稿となる事が殆どです。

  • 校了も終わり、原稿は下版となります。
  • 下版となったので印刷所内での扱いになります。
  • 下版となったので、これ以上の修正は一切出来ません。

「下版」という言葉は、版を使っていた頃の名残ですね。

類語②「入稿」

「入稿」には2つの意味があります。1つは原稿を書いているライターが原稿を上げること、そして原稿のすべてのチェックした後、印刷所に入れる事も「入稿」といいます。「校了」「入稿」も修正がおわり印刷に廻る状態を指します。

  • 今回の記事は入稿までに何度も修正が入った。
  • 入稿が重なる時期はどうしても徹夜になる。
  • 入稿扱いになったので、印刷会社に送ってくれ。

類語③「念校」

校正、校閲を終えて校了となりますが、校了前に念を入れてチェックをする事を「念校」と言います。

校了は印刷所へ回し、修正が出来なくなるので、念の為に行う校正の事です。校了前の最終チェック、校了に限りなく近い原稿になります。

  • 校了前に専門家の目で念校して下さい。
  • 校了になると、一切の修正が出来ません。そのために念校をお願いします。
  • 校了前に念校は一回だけにしてほしい。
 
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校了の英語表現

校了の英語表現
校了は日本で行われていた編集、印刷工程から生まれた言葉です。校了を英語で表現するとどういう言葉になるのでしょうか。
 
一言の英語に訳すとO.K.  これで大丈夫、問題ないと言う意味、しかし校了の英語表現として以下の様な言い方が的確と言えます。

「原稿の最終段階」や 「準備ができた」の意味で訳されることが多い

英語での表現は原稿の最終段階、間違いが無いと言うことが証明さえれたという意味で「proof」と言う言葉が使われます。

印刷所へ回せる準備が出来たという意味で「ready」と言う言葉も使われます。また問題が無い状態から「O.K.」をつける事も出て来ます。

それぞれの言葉の説明と使い方を紹介します。

例文①:proofの英単語

校了は原稿の最終段階、(final)これ以上修正をする必要が無い、校正が終った(finished)といった単語とproofとをあわせた熟語になります。
 
final proof 最後の校正段階
finish proofreading 原稿の校正が終った
 
例文1

I am waiting for the final proof.(校了を待っています。)

例文2

It’s taken almost 1 week to finish proofreading. (校了が完了するまでに習慣掛かりました。)

例文②:O.K.の英単語

OK, とは大丈夫、問題ないという意味から校了と同じように使います。ただOKのみでなく、OKと証明されたという形でO.K. Proofなどやはりproofという言葉と一緒に使うと明確になります。

例文1

The proofs of the article were returned with an OK.(記事は校了OKとなって帰ってきた。)

例文③:readyの英単語

印刷所へ回せる段階と言う事で準備が出来たという意味の ready も良く使われます。ready for the pressで「校了」または印刷への「準備が出来ている」と言うように使います。 

例文1

This novel is ready for the press.(その小説は校了にします。)

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まとめ

今回は出版や編集といった分野で使う「校了」と言う言葉について調べてみました。

  • 校了の読み方「こうりょう」
  • 校了の意味 校正や校閲が終わり修正が一切無い事。印刷所に回せる状態であること。
  • 校了を使った熟語 責任校了、校了日、校了紙
  • 校了に似た言葉 校正、校閲
  • 校了の類義語 下版、入稿、念校
  • 校了の英語表現 final proof, O.K. ready for

以前は原稿を起こし、校正、校閲を含め校了をなってから印刷に回しました。現在はコンピューターを使ってデータとして入稿するようになっています。

それでも編集段階では、原稿を校正する、校正から修正依頼が来た、そして最終チェックが終った、問題が一切無いと言う意味で校了と言う言葉が使われます。

インターネットの普及で、誰でもが気軽に自分の意見を発表出来る様になりました。「校了」は印刷所へまわす準備が出来たという意味ですが、ネットで様々な記事が校閲や校正が終わり公開される状態になったことも「校了」と呼ぶようになって来ました。