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キャリアアドバイザーが語るインターネット・WEB業界の転職事情

インターネット・WEB業界担当のキャリアアドバイザーに、インターネット・WEB業界の状況や、転職事情に関して話を伺いました。

この記事を書いた人

おもにベンチャー領域・人材領域の元キャリアアドバイザー。現在はITベンチャーに転職し、マーケティングを担当している。転職後の転職者に関するインタビューも数多く実施している。

インターネット業界の解説

主な企業

プラットフォーム リクルート、楽天、Yahoo、LINE、DMM、GMO
ソーシャルゲーム Dena、mixi、Gree、コロプラ、ガンホー、エイチーム、Cygames
メディア エムスリー、カカクコム、アイスタイル、Gnosy、スマートニュース、ぐるなび、イトクロ、エニグモ、ユーザーベース、GameWith、ZUU
インターネット広告 サイバーエージェント、アドウェイズ、デジタルガレージ、バリューコマース、ソウルドアウト、セプテーニ
BtoBサービス マクロミル、SanSan、マネーフォワード、PKSHA Technology
BtoCサービス ZOZO、メルカリ、クルーズ、レアジョブ

分類

コングロマリット

コングロマリット型企業は、様々な事業を展開する巨大ベンチャーです。コングロマリット型の特徴は売上規模の大きさで、売上高2兆円を超えるリクルート、1兆2000億円の楽天、9500億円のYahooから、LINE、DMM、GMOなど、2000億円クラス以上の企業が該当します。

楽天、YahooやLINEは日本の数分の1をしめる巨大なプラットフォームを持っており、そのプラットフォーム上でECや広告、各種送客ビジネス、金融といったサービスを展開しています。

近年プラットフォーマーはモバイル決済領域への進出がトレンドになっていますが、リクルートは保有する巨大WEBメディアでのAIなどの次世代技術を絡めた収益拡大、楽天や通信領域や楽天経済圏の確率、YahooやLINEは決済領域やEC領域でのさらなるシェア拡大など、各社がそれぞれ戦略を持って、新しい収益領域においてシェアNo1を抑えるための熾烈な競争を繰り広げています。

インターネット広告

インターネット広告とは、WEB上の広告枠を販売する事業です。WEBメディアは自身のプラットフォーム上の広告枠を販売するのに対して、インターネット広告事業はGoogleやFacebookといった他社の運営する広告プラットフォーム上で様々な広告メニューを構築・運営代行を行ないます。

インターネットは広告が基本的なマネタイズモデルなので、インターネット広告事業は企業規模の大きなインターネット系企業を数多く生んでいます。代表的なのはサイバーエージェントで、インターネット広告広告代理店としてトップを走っています(年間売り上げ高4000億のうち、2400億ほどがインターネット広告事業)。インターネット広告単体の企業としては400億円超えのアドウェイズから、150億円のセプテーニなど、数十億円以上の企業がかなりの数存在します。

ソーシャルゲーム

ソーシャルゲームは、2010年代移行、大きなビジネスとして急成長しました。DenaやGreeのブラウザゲームから始まり、基本フリーミアムでのユーザー獲得方法の確率や、スマホの普及で立地なゲーム体験がアプリで提供可能になるにつれ、市場規模を拡大し、パズドラのガンホー(売上高921億)、モンストのミクシイ(売上高1440億)、ディー・エヌ・エー(売上高1241億円)、Gree(売上高709億円)などの巨大企業を生んでいます。

近年は市場がレッドオーシャン化し、開発費用も巨大化し、IPコンテンツとのタイアップなどでの差別化が図られるなど、ビジネスとしての複雑性を増しおり、投資を回収する難易度が上昇しています。其のため、ソーシャルゲーム系のメガベンチャーは、売上のソーシャルゲーム依存を脱却するための新規事業の仕込みに注力しています。

例えば、ディー・エヌ・エーはライブストリーミングやヘルスケア、モビリティ領域、Greeeはストリーマープラットフォーム事業やメディア事業に力を入れています。

WEBメディア

WEBメディア事業は、様々なメディアを運用し、他サービスに送客したり、広告枠を販売することによってマネタイズするビジネスです。インターネット初期からあるマネタイズモデルで、SEOなどの技術が脚光を浴びましたが、近年はWEBメディアもアプリでの体験を重視する傾向があり、Gunosyやスマートニュースなどのニュースメディアが注目を集めています。

送客単価の高さから、人材などと相性がよく、リクルートやエムスリー(医療系特化の転職サイト)など、人材領域のWEBメディアを主軸に周辺事業のWEBメディアを展開し、メディア上で様々なビジネスを展開する企業の企業規模が特に大きくなっていますが、リクルートは不動産領域やライフスタイル領域など、様々な領域のメディアでシェア1位ととっている圧倒的なメディアカンパニーです。(大きすぎるため、コングロマリット型に分類しています)

BtoBサービス

企業向けにソフトウェアを提供するベンチャー企業が注目を集めており、ネットリサーチのマクロミル、名刺管理サービスのSansanや確定申告サービスのマネーフォワード、freee、speedaを提供するユーザーベースなどがあります。売上規模は高くても500億以下の企業とそれほど大きくはありませんが、ここ数年で急成長している企業が多く、売上利益率が高いため、今後更に拡大していくとされています。

企業規模は小さくなりますが、売上高数十億円規模の業界特化のBtoB企業は数多く存在しており、法人営業など非インターネット領域の人材の活躍する場所も多いため、比較的異業種からでも転職しやすいので、営業で異業界からインターネット・WEB業界に転職したいと考えている人は、自分の業界でBtoB向けソフトウェアを提供しているベンチャー企業を調べてみると良いでしょう。

また、ソフトウェアの開発を受託する受託開発事業を展開する企業も存在します。

toCサービス(EC等)

厳密にはWEBメディアもtoC領域の事業ですが、ユーザー向けにECなどのオンラインサービスを提供する企業をここではtoCサービスと分類します。

toCサービス事業で最も勢いがあるのはZOZOやメルカリで、ZOZOは売上高1154億、メルカリは517億と、インターネット業界でもトップ20位以内に入っています。

2019年頃からこの分野ではD2C(Direct to Customer)事業が注目をあつめており、これから規模の大きな会社が出てくると言われています。

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インターネット業界への転職

異業界からの転職

異業界からの転職は一般的

最新のソフトウェアの知識や業務ツールへの対応力は求められますが、営業や事務など、基本的な業務は変わりないため、異業界からの転職はそれほど難しくありません。

営業は異業界から転職しやすい

基本的な営業プロセスは業界が変わっても大きく変わらないため、法人営業は特に異業界からの転職がやりやすい職種です。顧客層や商材の単価やリードタイムなどの商材はインターネット・WEB業界内でもざまざまなものがあるため、なるべく自分の経験がいきやすいところを選びましょう。

また、自分の経験のある業界の企業を顧客とする企業にいけば、かなりのアドバンテージになります。

インターネット業界内の転職

ポジションが上がる転職をなるべく心がけよう

他業界と比べて勤続年数が非常に短く、人材の流動性が高いインターネット業界内での転職は珍しいことではないため、2~4年スパンで企業を渡り歩く人も少なくありません。従業員規模も業態も様々な企業があるため、幅広い経験を積むことができますが、一つ注意点があるとすると、ポジションアップにつながらないスライド転職はあまり数を繰り返さないようにしたほうが無難です。

インターネット業界は若くて優秀な人材が多くいるため、ある程度の年齢になると、いかに流動性が高いといえど、メンバークラスでの転職は徐々に難しくなってきます。若い人材と差別化するために、組織をマネジメントする経験や、新しい施策を担当する経験を積み、企業内でのポジションは上げていけるようなキャリアプランを設計していきましょう。

インターネット業界の面接・選考

選考フロー

カジュアル面談の実施率が高い

インターネット・WEB系の企業はカジュアル面談の導入率が高いです。カジュアル面談とは、履歴書や志望動機などの提出が不要で、企業と候補者の相互理解のためのカジュアルな面談を指します。

面接官も人事ではなく、現場のメンバーやマネージャーとざっくばらんに仕事について話すというような内容のため、フランクに望めますが、仕事の内容の中で候補者がこの会社でやっていけそうかは見られるため、自分の経験やスキルをある程度伝えるためのトークは心がけましょう。

面接対策

異業界からインターネット・WEB業界へ転職する際、面接で伝えるべきことは、①ある程度正しく業界を把握している事、②業務スキルがあること、③会社の文化ともマッチすることの3点です。「最初はわからないことは多くても、慣れれば成果を出してもらえそうだな」と思われるためには、どのような情報を事前に知っておく必要があるかなどは、予め考えておきましょう。

インターネットへの憧れ。はNG

特に異業界からの転職の際、NGなのは、「インターネット・WEB業界に入りたくて」というようなあやふやな志望動機です。インターネット・WEB業界といえど、前述の通りいろいろな種類の企業があり、それぞれのビジネスに関わることでどのような経験を積めるかはことなります。

それらを一緒くたにして、「インターネット業界なら」という風に行ってしますと、「あまり解像度が高くないな」と判断されて冷められてしまします。その企業が関連する業界課題や、それらにインターネットが関わることでどういう改善が期待できるか。というような粒度で志望動機は整理しましょう。

数値やロジカルシンキング重視

インターネット・WEB業界は数値で評価する文化が強く、ロジカルシンキングが重視されます。もちろん職種や会社にもよりますが、自分のこれまでの成果や、業界規模、競合との数値的なバランス感などはある程度頭に入れておき、そういう話を振られてもある程度ついていけるようにしておきましょう。

カルチャーに合うかは見られる

インターネット・WEB業界の企業は、組織全体としてスピード感を持って成長していくため、組織文化やカルチャーを非常に重視する傾向があります。会社のWEBサイトなどでスローガン・標語が載っている会社もとても多いので、事前に確認しておき、それとなくそれに沿った話し方を意識しましょう。