2019年限りで巨人を退団するゲレーロ選手の年俸や今後の動向についてまとめてみました。
球界屈指のホームランスラッガーであるゲレーロ選手の年俸の推移を、成績とともに見ていきましょう。
ゲレーロ選手について
プロフィール
名前 | アレックス・ゲレーロ |
---|---|
職業 | プロ野球選手(三塁手・外野手) |
所属団体 | 読売ジャイアンツ |
生年月日 | 1986年11月20日 |
基本情報 | 身長182cm 体重99kg |
受賞歴 | 2017年 本塁打王 |
成績・略歴
- 2013年│ロサンゼルス・ドジャースと4年総額2800万ドルで契約
- 2014年│開幕ロスター入りを果たすと、メジャー初安打を記録するも、打率は.077と低調な記録に終わってしまう
- 2015年│4月にルーキー・オブ・ザ・マンスに輝くと、代打を中心に106試合に出場
- 2016年│シーズン前に故障者リストに入ると、自由契約になる
- 2017年|中日ドラゴンズに入団すると、35本塁打を記録して、本塁打王に輝く
- 2018年|読売ジャイアンツに移籍するも、コンディション不良も相まって15本塁打に留まる
- 2019年|2軍落ちも経験するなど中日時代の輝きは取り戻せないが、CSを決定づける一打を放つ
年度 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 打率 |
---|---|---|---|---|
2013年 | 1 | 0 | 0 | .077 |
2014年 | 51 | 11 | 36 | .233 |
2017年 | 131 | 35 | 86 | .279 |
2018年 | 70 | 15 | 40 | .244 |
2019年 | 64 | 20 | 52 | .234 |
参照:https://baseball.yahoo.co.jp/npb/

球界屈指のホームランスラッガー
ゲレーロ選手は入団後から3シーズン全てで二桁本塁打を記録しており、球界を代表するホームランスラッガーと言えます。
MLBでも11本塁打を放っており、さらに来日初年度の2017年には日本特有の配球に苦しみながらも、35本塁打でホームラン王に輝きました。
この年はオールスターのホームラン競争にも選出されており、大谷翔平選手と対決したことでも広く知られていますね。
読売ジャイアンツに移籍後は本拠地が東京ドームになるため本塁打増が期待されましたが、2軍に降格するなど、一時期は不振に陥ります。
ただ、それでも二桁を記録しているのは流石の実力と言えますね。
本塁打と比較して打点が少ない
ゲレーロ選手は2017年に35本塁打を記録していますが、打点は86と100打点にも届いていません。
実はゲレーロ選手はソロ本塁打が他の打者に比べて非常に多く、2017年は35本中22本、2017年は15本中11本がソロ本塁打でその割合は60%を超えています。
この偏った結果からネット上では「ソローロ」などと揶揄されており、得点圏打率が低いことからチャンスに弱いイメージが付いています。
ただ今季は打点が52を記録しており、出場試合数を考えるとかなり好調で、勝負強い選手になってきているとも言えます。
ゲレーロ選手の年俸(年収)の推移
年度 | 年俸(推定) |
---|---|
2019年 | 4億 |
2018年 | 4億 |
2017年 | 1億4000万円 |
参照:https://baseball-data.com/16/ranking-salary/all/

巨人へ移籍後に年俸が急上昇
ゲレーロ選手は来日1年目に中日ドラゴンズと1億4000万円で契約。
すると、1年目から活躍を見せたゲレーロ選手は中日ドラゴンズに対して年俸を上げるように要請します。
しかし中日ドラゴンズは残留交渉の際に「マネーゲームはしない」という姿勢をかたくなに崩さず、年俸に関してもゲレーロ選手の要望に比べてはるかに低い金額だったため、契約交渉は決裂。
その後、読売ジャイアンツへの移籍を発表し、年俸は2年総額8億円と前年を大きく上回る好条件で契約を勝ち取りました。
来日からわずか3年で年俸が4億円
来日初年度から活躍したゲレーロ選手は来日からわずか3年で年俸4億円を記録しており、セリーグでは筒香選手・鳥谷選手と並び6位の高年俸です。
昨季は不振でしたが、2年契約を結んでいたこともあって、減俸になることはありませんでした。
来年度は苦しい契約になる可能性も
今季終了後に契約の更新が待っているゲレーロ選手ですが、今季の成績では減俸は免れないと言えます。
昨季も結果を残せていないことを考えると、現在の1年あたり4億円の契約からおよそ1億~2億円の減る可能性があります。
中日ドラゴンズ時代の契約更新のことを考えると、ゲレーロ選手がレギュラーが確約されていない読売ジャイアンツで減俸を受け入れる可能性は低いかもしれません。
そうなれば、再び球界随一のホームランバッターをかけたマネーゲームが始まりますね。
2019年11月7日、退団を発表したゲレーロ選手。巨人では不振に陥った彼ですが、その実績や能力は申し分ないため、日本の球団が獲得することが十分に考えられます。年俸は、巨人時代の4億円は流石に考えにくく、1億円前後が妥当な年俸です。
巨人のアレックス・ゲレーロ外野手(32)が今季限りで退団することが7日、分かった。今季が2年契約最終年。10月25日に離日して自宅のある米国に出発する際には「日本が大好き。巨人はファンもチームメートも素晴らしい。現状は待つ身なので、契約状況がどう進んでいくか見守っていきたい」と残留を熱望していたが、代理人との交渉の結果、来季の契約を結ばない方向となった。
【2019年度版】読売ジャイアンツ(巨人)の年俸ランキング
巨人の年俸ランキングベスト10を見てみましょう。ゲレーロ選手は4位にランクインしています。
順位 | 選手 | 推定年俸 | 守備 |
---|---|---|---|
1位 | 菅野 智之 | 6億5,000万円 | 投手 |
2位 | 坂本 勇人 | 5億円 | 内野手 |
3位 | 丸 佳浩 | 4億5,000万円 | 外野手 |
4位 | ゲレーロ | 4億円 | 外野手 |
5位 | マシソン | 3億5,500万円 | 投手 |
6位 | 陽 岱鋼 | 3億円 | 外野手 |
7位 | 山口 俊 | 2億3,000万円 | 投手 |
8位 | ビヤヌエバ | 2億2,500万円 | 内野手 |
9位 | 阿部 慎之助 | 1億6,000万円 | 内野手 |
10位 | 中島宏之 | 1億5,000万円 | 内野手 |

【2019年最新】プロ野球選手の年俸ランキング表
年俸1億円以上の選手の年俸ランキングを表にまとめてみました。
順位 | 選手名 | 年俸(推定) | チーム |
---|---|---|---|
1位 | 菅野 智之 | 6億5,000万円 | 巨人 |
2位 | 柳田 悠岐 | 5億7,000万円 | ソフトバンク |
3位 | 浅村 栄斗 | 5億円 | 楽天 |
3位 | サファテ | 5億円 | ソフトバンク |
3位 | 坂本 勇人 | 5億円 | 巨人 |
3位 | メヒア | 5億円 | 西武 |
7位 | 丸 佳浩 | 4億5,000万円 | 巨人 |
8位 | バレンティン | 4億4,000万円 | ヤクルト |
9位 | 山田 哲人 | 4億3,000万円 | ヤクルト |
10位 | 鳥谷 敬 | 4億円 | 阪神 |
10位 | 内川 聖一 | 4億円 | ソフトバンク |
10位 | 松田 宣浩 | 4億円 | ソフトバンク |
10位 | デスパイネ | 4億円 | ソフトバンク |
10位 | 糸井 嘉男 | 4億円 | 阪神 |
10位 | 筒香 嘉智 | 4億円 | DeNA |
10位 | バンデンハーク | 4億円 | ソフトバンク |
10位 | ゲレーロ | 4億円 | 巨人 |

1位:菅野 智之(6億5,000万円)
名前 | 菅野智之 |
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職業 | 野球選手(投手) |
所属団体 | 読売ジャイアンツ |
生年月日 | 1989年10月11日 |
基本情報 | 188cm 体重92kg |
受賞歴 | 最多勝利、最多奪三振、ゴールデングラブ賞、沢村賞、ベストナイン |
2019年度の日本プロ野球年俸ランキング1位の選手は、巨人のエース、菅野智之選手です。
菅野選手は、日本球界で日本人歴代最高の6.5億円を獲得しています。
過去3年間に渡って勝率6割以上、2015年を除き、すべてのキャリアで勝率6割以上をキープするなど、安定した成績を残しています。名実ともに巨人だけでなく日本のエースとして活躍しています。
2018年度は、28登板で15勝8敗、10完投(うち8勝)。最多勝利、最多奪三振、ゴールデングラブ賞、沢村賞を獲得しています。

2位:柳田 悠岐(5億7,000万円)
名前 | 柳田 悠岐 |
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職業 | 野球選手(外野手) |
所属団体 | 福岡ソフトバンクホークス |
生年月日 | 1988年10月9日 |
基本情報 | 188cm 体重92kg |
受賞歴 | 2015年 パ・リーグMVP。NPB初の首位打者とトリプルスリーの同時達成 |
福岡ソフトバンクホークス所属の外野手。長打を中心とする打撃が特徴の選手。
2018年は打率.352、36本塁打、102打点の成績を残し、本塁打と打点でキャリアハイを記録。首位打者を獲得したことが、高評価につながったと思われます。
また、その豪快なバッティングフォームや、快活なキャラクターから、人気も高く、オールスターゲームのファン投票部門では、3年連続で両リーグ最多の得票数を記録しています。

3位:坂本 勇人(5億円)
名前 | 坂本勇人 |
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職業 | 野球選手(遊撃手、一塁手、二塁種) |
所属団体 | 読売ジャイアンツ |
生年月日 | 1986年12月14日 |
基本情報 | 186cm 体重83kg |
受賞歴 | 2016年、2017年ゴールデングラブ賞。2013、2017年WBC出場 |
2007年の巨人入団から、走攻守に渡って安定したパフォーマンスを発揮、異例の速さで通算1500試合出場を達成しています。
2015年からは、当時26歳という異例の若さで、前代の阿部慎之助選手から巨人主将のバトンを託されています。
国際試合にも多く出場し、名実ともに「日本人最高の遊撃手」であると言えます。
本人はメジャーに興味がないようですが、今後の踏襲が注目される1人です。

3位:サファテ(5億円)
名前 | デニス・サファテ |
---|---|
職業 | 野球選手(投手) |
所属団体 | 福岡ソフトバンクホークス |
生年月日 | 1981年4月9日 |
基本情報 | 193cm 体重102kg |
受賞歴 | 最多セーブ(15,16,17年)、MVP(17年)、日本シリーズMVP(17年) |
ソフトバンクの不動の守護神、サファテ選手が3位にランクインしています。
2017年はまさに獅子奮迅の活躍、でシーズン54セーブの日本新記録。日本シリーズではかつて在籍したカープ相手に熱投を繰り広げ、見事日本一に導きました。その働きは高く評価されMVPはもちろんのこと、外国人選手としては初の正力賞に輝きました。
2015年、2016年、2017年と3年連続で最多セーブ獲得し、2017年には、シーズンMVP、日本シリーズMVPに輝いています。

✔ 転職支援実績が豊富。地方にも強い